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2020年1月20日月曜日

逸品なオチが楽しめる絵本を川原健一が厳選してみた!絵本作家 せなけいこ編

絵本のオチに驚く男性


こんにちは、川原健一です。

わたくし最近、絵本の素晴らしさに目覚めました。


皆さんも幼いころや、大人になった今でも、お子様と一緒に絵本を楽しんだことのある方は多いのではないでしょうか。

絵本を大人単体で楽しんでいる方もいらっしゃると思います。


大人はさておき、小さな子供に絵本を読み聞かせることは、非常に大切です。

文字のわからない赤ちゃんでも、絵本は親子間のスキンシップを図るツール。

そのため、赤ちゃんへの絵本の読み聞かせは、知育系のメディアで推奨されています。

にわかに信じられないかもしれませんが、絵本は0歳向けのものも多く販売されています。

赤ちゃん向けの絵本でも、絵を見せて一緒に表現したり声に抑揚をつけて一緒に楽しんだりすることで、脳を刺激したり感性が育ったりするそうです。


そんな、小さなお子様から大人までを楽しませてくれる絵本の中でも、極めてオチが素晴らしかった絵本を、川原健一がご紹介したいと思います。



川原健一オススメの絵本作家 せなけいこさん



せなけいこさんは、「ねないこだれだ」でお馴染み、おばけシリーズで有名な作家さんです。

せなけいこさんは、デビュー50周年の超ベテラン絵本作家です。

最近では「せなけいこ展」も大阪・広島などで開催されていました。
せなけいこさんの分身ともとれる、おばけやウサギグッズの販売もあり、会場は大盛況だったみたいですね。

せなけいこさんのおススメ絵本

せなけいこさんは数多くの絵本を出版されています。
こちらで紹介するのはあくまで川原健一の知る中でのおススメになります。


①「おばけのてんぷら」




なんでおばけが天ぷら食べてるの?ウサギとどう結びつくの?

表紙やタイトルだけでは、ストーリーが全く想像できません。

先述の通り、せなけいこさんはデビュー50周年、昭和時代から活躍されている絵本作家なので、
わたくし川原健一も幼き頃こちらを手垢がつくまで何度も読んでいました。

天ぷらなんぞ、渋くもあり、日本を代表する料理を絵本の題材にもってくるだなんて、
さすがはせなけいこ、と今なら思います。

天ぷらのいい匂いにつられて、うさこの家に忍び込んだおばけは、
うさこが調理している天ぷらと一緒に揚げられてしまいそうになります。

しかし実際に揚げたのはうさこのメガネ。メガネの天ぷら揚げちゃった~で物語は終わります。

おばけは一体何だったんだ?と最大の疑問が残る感じが、
おそらく世代を超えて愛される絵本である理由のような気がします。


②「ゆうれいのたまご」




またも、タイトルからでは物語が浮かんできません。

しかしタイトル通り、メインはあくまで「ゆうれい」です。

ある男が拾った卵から、ゆうれいはじめ、雷さんや河童が生まれます。

ゆうれい以外の生きものは、生まれてどこかへ消えてゆくのみ。ゆうれいにだけ最後スポットが当たります。

卵から生まれたゆうれいは泣いていました。柳がほしいからです。

柳を買ってほしいと、卵の広い主に懇願します。

ゆうれいには柳がないと、眠る場所が確保できないんですって。