一見暗いタイトルですが、断じて違います。
あくまで、私が年を取るにつれ、いい人生とは何か、年を取るとはどういうことかについて考えたとき、これまで受け入れてきたことなどについて書き記していくものになります。
最高の人生とは
私は基本シンメトリーを好みますが、やはり男という生きもののせいか、時に刺激や愉楽を求めます。冒険も好きです。野心家でもあります。
若い時分は、恋愛にも遊びにも、とにかくお金が必要だと考えました。
着たい服を着たかったし、行きたいところに行きたかった。
なりたい自分探しに夢中で、ときに地に足付けず、夢だけ見ては現実を直視していなかった時期もありました。
若いこともあって、希望すれば何でも手に入ると思っていたわけです。
だから焦ることもない。
で、大人になって気付くわけです。希望していたものの半分も手に入っていないことに(笑)。
オススメの映画「幸せのちから」について
皆さんは、映画「幸せのちから」をご存知でしょうか。
2006年に劇場公開された、ウィル・スミス主演の、実話をもとにした映画です。
ウィル・スミスの実の息子が共演したことでも話題となりました。
古い映画とはいえ、ネタばれになるので紹介はほどほどにいたします。
ウィル・スミス演じる「クリス」という男性が、妻も職も失い、果てはホームレスになってしまうところから始まります。
ウィル・スミス演じる「クリス」という男性が、妻も職も失い、果てはホームレスになってしまうところから始まります。
彼は最愛の息子と路上生活を経て、彼なりの「幸せ」を手に入れるというストーリーです。
「幸せ」とは何なのか。
私は劇場でこの映画を観た当時、この映画が指し示す「人生」や「幸せ」についてひどく衝撃と感動を受けました。
彼の「幸せヒストリー」こそ、たくさんのチャレンジと失敗を繰り返し、色々な事をあきらめ、その中で培った幸せに気付くというものなのです。
世の中には、やすやすと順風満帆な人生を築く人間もいます。
この映画の主人公クリスは、自分の限界値をいい意味でとらえ、目の前の幸せに気付くのです。
人生とはあきらめること?
やらずに終わった後悔の方が、やった後の後悔より大きく残ります。
あきらめると言っても後ろ向きなニュアンスではなく、私は前向きな「あきらめる」考えとは、「自分を知る」ことだと思っています。
己を知る、とも言いますね。
つまり自分自身をどこまで受け入れられるか、どこまで肯定できるか。
それが大人になることであり、自分という人間を前向きに受け入れることだと思うわけです。
自分の身の丈を知り、自分の能力の限界を知る。
自分の身の丈を知り、自分の能力の限界を知る。
その先に、「幸せ」は案外転がっているのかもしれません。
終わりに:川原健一のひとこと
川原健一、年のせいか、アルコールもきめていないのに語ってしまいました。
映画のストーリーや展開が気になる方は是非作品を観てください。
みなさま、よい一日をお過ごしくださいませ。