こんにちは。川原健一です。
サイゼリヤユーザーで、月に2、3回はサイゼリヤで食事をします。
低コストでおいしいイタリア料理を楽しめるのは嬉しいですよね。
サイゼリヤの関する2つのニュースをみつけました。
低価格の料理提供を実現する経営はどのようになっているのでしょうか?
調べてみました。
サイゼリヤの強みは理系出身者を活かした理詰め経営
サイゼリヤ創業者正垣会長は、学生時代のアルバイト先だった旧サイゼリヤを、
引き継ぐ形でレストラン業をスタートされました。
高級だったイタリア料理を気軽に食べることができるということで大人気に。
正垣会長は名門理系大学の東京理科大学の出身です。
理系出身の経営陣と仕組み化と合理性を追求した理詰め経営で、事業を展開されていました。
サイゼリヤに揚げ物がない理由
ファミリーレストランといえば、フライドポテトなど揚げ物を提供しているお店は多いですよね。
フライドポテトはファミリーレストランの定番メニュー。
サイゼリヤにはフライドポテトをはじめとする揚げ物のメニューがありません。
サイゼリヤに揚げ物がない理由は「手間がかかるから」です。
揚げ物を作る業務用フライヤーの油の交換や清掃は大変で手間がかかります。
しかも、酸化した油は臭いがでてしまいます。
料理の香りを大事にしているサイゼリヤでは、揚げ物料理を作ることはやりたくないわけなんですね。
合理性を追求するために「やらないことを決める」大切さがわかるエピソードです。
サイゼリヤはキッチンに包丁がない逸話の真相
サイゼリヤのキッチンには包丁がないという話は有名です。
一度聞いたことはある人もいらっしゃるかもしれません。
調理作業は個々人の調理技術が反映されてしまうので、作業する人によって味の差がついてしまいがち。
そこで、サイゼリヤは味に差がつく工程を、徹底して工場に集積して対策しているそうです。
お店では料理の加熱と盛り付けを行い、誰が調理しても同じ品質になるように工夫がこらされています。
また、従業員をキッチンとホールで分ける必要もありません。
結果、人件費のコスト増を抑えることができるわけなんですね。
まとめ:川原健一のひとこと
中国進出に成功し、営業利益を伸ばしたサイゼリヤ。
一方、日本国内店舗の利益は頭打ち、客離れが相次いでいるとのこと。
日本国内では苦戦中です。
さらに、中国国内での新型コロナウイルス感染拡大による、中国の消費行動の鎮静となり、雲行きが怪しくなってしまいました。
サイゼリヤの経営陣には理系脳を活かし、消費者にとって喜ばしい形で窮地を乗り切ってくれると嬉しいです。
川原健一はこれからもサイゼリヤを応援していきたいと思います。